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WinSCPをタスクで自動起動 — SSH鍵とパスフレーズの問題(ただしWindows2000の話し)

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Windows2000の話しです。今年は2013年ですがまだ使っています。 定期的にデータを別のFreeBSDサーバーに転送するためにWinSCPを使います。 ここからFreeBSDサーバーへは既にSSHで接続しているので、普通にパスフレーズのあるSSHキーを使って認証していました。 同じキーを使って WinSCP で転送しようと思い、まずはWinSCPスクリプトとそれらを起動するバッチを書きます。 以下に例を掲載しますが、これでPagent を常駐させてキーとパスフレーズを登録しておけば trans.bat をダブルクリックして、問題なく転送できました。 trans.winscpscript (WinSCPスクリプト) option batch on open username@myserver.example.com option confirm off put "d:\document\*.*" exit trans.bat (バッチ) "C:\Program Files\WinSCP\WinSCP.com" /console /script=c:\...\trans.winscpscript しかし、タスクスケジューラにこのバッチを登録して定期的にバッチを起動させようとしても転送はされません。 ログを見てみるとサーバー側からpublicキーに対応するprivateキーがないというような「お断り」のメッセージが来ています。 どうも、タスクスケジューラで起動した場合は Pagentが効かないようです。 そこで、バッチを少し書き直してprivateキーを指定するようにします。 trans.bat (バッチ)修正版 "C:\Program Files\WinSCP\WinSCP.com" /console /script=c:\...\trans.winscpscript /privatekey="C:\Documents and Settings\.....\mypravatekey.ppk" しかし、これではパスフレーズが渡せていません。WinSCPにパスフレーズのコマンドオプションはないようです。 仕方ないので、転送用にパスフレ...

Magic Mouse のスクロールをもっと速くする

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Magic Mouse はマウスの表面を一本指で縦や横にスワイプすることでスクロールを制御できます。 この反応が僕にはすごく遅く感じられる。なんとか速く動くようにできないものか。 「システム環境設定...」の「マウス」にはなぜかこのレート(スワイプ距離とスクロールの大きさの割合)を設定する項目がない。 実際は「システム環境設定...」の「マウス」ではなく、「アクセシビリティ」で左サイドメニューから「マウスとトラックパッド」を選択して、ウィンドウ下部の「マウスのオプション...」をクリック。ここに「スクロールの速さ」の設定ができるスライドバーがありました。 よく知られていることかも知れないが、僕は見つけるのにだいぶ時間がかかった。

MP3のトラック番号付けは Tagr (Macアプリ) が便利

Tagr が便利なのはファインダーで並べた順序のままでトラックのナンバリングが自動でできることだ。 つまり、例えばダウンロードした順番でトラック番号を付けたい場合は、MP3ファイルをファイル変更日順でファインダーに表示させて、これを全選択して Tagr のリストにドラッグ&ドロップすればリスト上でその順番になっている。 そしてツールバーの Numbering ボタンをクリックして、表示されたサブウィンドウでApplyボタンをクリック(僕の場合、Store Track Countだけ選択)、これでトラック番号がつく。 Save to Disk ボタンをクリックして保存すれば完了。 MP3ツールはいろいろ出ているのでもっと便利なものもあるのかもしれないが、これはやりたかったことが期待どおりにできたので本当に助かった。 → Tagr - www.entwicklungsfreu.de

Macのフォルダ名を勝手にローカライズ——SystemFolderLocalizations.strings の編集

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Macに Projects というフォルダを作って、これのFinderでの表示名を「プロジェクト」という日本語にした。 やったこと。 1).localized というファイルを作る Projects というフォルダを作って、この中に.localized というファイルを作成。中身は空で良い。 先頭がドット(.)のファイルは隠しファイルなので、ターミナル.app で作るとよい。例えば、 $ cd ~myname/Projects $ touch .localized 2)SystemFolderLocalizations.strings を書き換える /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/Japanese.lproj/SystemFolderLocalizations.strings を BBEdit 等のエディタで編集。    <key>Projects</key>    <string>プロジェクト</string> というのを追加して保存。 3)Finder を再起動 アップルメニューの「強制終了...」で「Finder」を選択し、「再度開く」ボタンをクリック。 以上  補足:  SystemFolderLocalizations.strings の書き換えは通常のテキストエディタでは編集できない。 また、従来は Property List Editor というXcodeに添付のツールで、 "Projects" = "プロジェクト"  のように記述してできたらいしいが、Xcode4にはこのツールはないようだ。 とりあえずこれの編集は上記のように  BBEdit でできた。 参考にさせていただいたサイト: Mac OS X Finderのディレクトリ名ローカライズを任意に設定する How do I rename the Downloads folder (in Lion)?

GoodReaderをFTP(Mac)で同期

iPadを購入する前から雑誌や書籍をPDFにしてMacBookで読むということをしていました。iPadが発売されて、PDFがより手軽に読めるようになってすごくうれしかったです。最初はGoodReaderを使っていたのですが、アノテーションなどを書き加えたくてAnnotationPDFというアプリに鞍替えしました。以来、ずっとAnnotationPDFを使ってきたのですが、先日のバージョンアップで機能は増えたのですが、文字選択などもできなくなったり、タッチに反応しなくなったりと問題が多く発生するようになりました。Goodreaderは既にアノテーションに対応していますし、同期機能も提供されるようになり、しかも割と安定しているようです。そこでGoodReaderに再度戻ることを決めました。 当初のGoodReaderにはこの同期機能がなく、USB経由iTunesでファイル管理するか、GoodReader側にFTPサーバ機能があってWifi経由でアップロードするしかできませんでした。AnnotationPDFには当初からMac上で動く同期用の専用Serverソフトが配布されていて同期という形でファイル管理ができ、僕はこの点も気に入っていました。現在、GoodReaderにはMac側の専用ソフトはないものの、同期の仕組みはいくつか用意されています。ひとつはWebDavサービスやDropBox、Mobile meなどのインターネット上のファイルサービスを使って同期する方法。またはMac上で動くFTPサーバを自力でどこかから入手して、それでWiFi経由で同期する方法です。前者のインターネットのファイルサービス経由は大きなPDFをいつも扱う僕にとっては同期時間がかかりすぎます。後者の方が高速で、しかも今までやって来た方法に近い形で運用できそうです。ということで、僕はMac側になんらかのFTPサーバソフトを導入することに決めました。 さて、ここからが本題ですが、MacにFTPサーバを導入するにはどうすればいいのでしょうか。 まず、標準の「ファイル共有」を使うということができます。「環境設定」の「ファイル共有」の「オプション」で「FTPサーバ」を追加することができます。しかし、僕の知る限りこの方法だと共有先のフォルダを指定できませんでした。自分のユーザーディレクトリが全部公開さ...

facebookはポートフォリオになり得るだろうか?

ソーシャルネットワークというか、facebookはどういう方向に進むのだろうか。 コミュニティ形成や情報交換がより容易になり、いろいろな活動が可能になったり、それを活性化できるということは既に証明されていると思う。一方で、facebookは個人の履歴書のような役割になっていきつつあるようにも思う。将来、facebookにアカウントを持って個人情報の公開(ただし排他的な公開)をすることが、社会活動において有利になる状況がくるのだろうと思う。社会活動において有利とは、地域や特定分野のコミュニティ活動だけでなくもっと一般的な仕事においてもということでもある。例えば、仕事で名刺交換をしたあと、その交換相手に一定レベルの個人情報を公開する設定しておけば、お互いのポートフォリオを交換できる。あるいは一方的に提供または取得でもよい。ポートフォリオは自分の公開したい範囲で公開できるようになるだろう。例えば、仕事相手に自分の個人的に興味を持っていることや、それに関連した活動を知ってもらうことによって、新しい機会を生み出すこともあるだろう。もちろん、逆の場合もあり、人間関係としてはマイナスに働く場合もある。しかし、人によってはそのマイナスもメリットとなることもあるだろう。 もちろん、そこの書かれていることが必ずしも事実とは限らないという可能性はある。だから、読み取る側のリテラシーが必要になる。僕はfacebook上では事実と虚飾は意外と容易に見分けられるようになるのではないかと想像している。なぜなら個人の情報発信であった従来のブログとは違い、facebookではそこに展開される人間の関係性の成果に注目できるからだ。 一方で、そのようなものを見通せるだけの公開性ということと、排他的にして公開できる情報を制限できることの間には確かに矛盾はある。これを何らかの技術的手法で解決できればすごいと思うし、多分facebookがこれほど注目されるのは、そのような問題を技術的に解決しようとその当初から試みてきたからではなかろうか。もっと言えば、その辺が従来のインターネット技術という側面を超える新しい何かなのだということだと思う。 話しを元にもどそう。誰もが表現者として作品を作ったり、あるいは作品があるにしてもそれをわざわざWEB上で公開する手間暇をかけられるわけではない。その個人にアク...

アップル – スカリーとHyperCardの時代

The Daily Beast に  "Why I Fired Steve Jobs" という記事(2010年6月6日付け)がある。1985年当時に、当時アップルのCEOだったスカリーがジョブスをアップルから追い出したことについてスカリー自身が語っているというものだ。 スカリーは、当時のことを後悔して、ジョブスをCEOにするべきだったとか、どうして追い出した後で呼び戻そうという考えが浮かばなかったのか自分でも分からないと述べている。会社の価値という点でアップルはマイクロソフトを追い抜いたとされている今に至っては、そう答えるしかなかったのかも知れない。 しかし、この記事にも書かれているが、当時のジョブスはとんでもない人間だったことは間違いないようだ。ジーパン姿で出社し、山羊のようなひげをして、異臭を放っていたという話しだ。もっとも、今でも身なりには頓着しない感じでWWDCのキーノートでのクロのタートルネックにジーパン姿というのは、いかにもCEOらしからぬバランスを欠いたような人間の身なりのように思える。逆に先進性というものは、そのようなバランスを欠いたところから生まれるのだともいえるのかもしれない。 ところで、僕がマッキントッシュというものを知って(確か「日経コンピュータ」か何かで知った)、どうしても使って見たくなって、当時のMacintosh Plus という機種を手に入れたのは、まさにスカリーがCEOだった時期で、その後、スカリーがやめてからは彼の自伝『オデッセイ』の日本語訳版を読んだほどだ。 MacPlusという機種は9インチの小さなモノクロブラウン管ディスプレイが一体になったダルマのような形のものだった。もちろん今のパソコンとは機能的には比較にならないしろものだが、秀逸だったのは無料でついてきたHyperCardというソフトウェアだ。これは一種のカード型データベースとペイントソフトを融合したような当時としてはユニークなソフトで、利用者はナビゲーションのボタンやテキストボックスやリストなどをカードの上に自由に配置してテンプレートを作って、データをカードで何枚でも蓄積していけるようになっている。カードの切り替えを早くすればアニメーションのようなもの作れた。実際、顧客管理カードのようなのもからレシピ集、またインタラクティブな絵本の...